トークショーに登壇した女優の羽田美智子さん(撮影:婦人公論.jp編集部)
骨密度を測定する大切さを知ってもらおうと、米国のバイオ医薬品企業「アムジェン」と慶應大学は、「骨密度はかろうプロジェクト」をスタートさせた。8月7日には慶應大学三田キャンパス(東京都)で、プロジェクト発足記念のセミナーが開かれ、女優の羽田美智子さんが登壇。羽田さんは自身の骨折経験を振り返り、「本当に生活が負担だった」と語った。(取材・文:婦人公論.jp編集部)

推計患者数1590万人

骨粗鬆症とは、骨密度の減少や骨の質低下によって、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気。自覚症状がなく、骨折するまで気づきにくい。男女ともに加齢とともに骨量が減少。特に女性は閉経を境に女性ホルモン減少によってリスクが高まる。患者数は推計約1590万人で、約75%が女性とされている。

骨折を機に、寝たきりや認知症につながってしまうケースもあり大きな社会課題だ。骨密度の検査はエックス線や超音波による測定法があり、国が進める「健康日本21(第三次)」では、自治体の検診受診率は令和3年度(2021年度)で5.3%。これを令和14年度(2032年度)までに15%にすることを掲げている。

プロジェクトは、アムジェンと慶應大学環境情報学部の中澤研究室が共同で実施。ICTやAIなどを使い、骨密度測定を誰もが身軽に実施できるようにするのが目的。「骨密度計測の必要性」の啓発のほか、測定したいのに身近に測定機会が少ない人や、測定場所を知らない人への支援を行う。