明治時代を舞台にトレンドナースとして生きた2人の女性を主人公にした連続テレビ小説『風、薫る』。最終週の放送を前に、9月19日に栃木県総合文化センターで「ファン感謝祭in栃木」が開かれた。主人公の一ノ瀬りん役の見上愛さんと小川直美役の上坂樹里さんが参加し、ファンと交流した。栃木県はりんのモチーフとなった大関和さんの故郷で、『風、薫る』は2025年9月に栃木県でクランクインした。
見上さんと上坂さんは、来場者約1200人を前に、名場面や撮影の舞台裏について語った。来場者からの声援を受けて、見上さんが涙ぐむ場面も見られた。
「もう1度見たい『風、薫る』名場面ベスト10」のコーナーでは、10位の「捨松の格言」が話題に。りんと直美がトレインドナースの道を歩むきかっけを作った大山捨松(多部未華子)は、英語交じりのセリフが特徴的だったため、「Trained nurse になりませんか?」「This is my life」などの捨松の印象的な言葉が紹介された。
9位は「ドラマを彩った愛しのキャラたち」。特に印象深かったキャラクターについて、上坂さんは帝都医大病院外科助教授の藤田医師(坂口涼太郎)を挙げた。上坂さんは「本当によくしていただいた。藤田先生と直美のシーンは笑いをこらえるのが大変で」と坂口さんとの撮影エピソードを披露。「17週で(直美の母の)文さんの診察時にも藤田先生はとてもいい先生でした」と振り返った。
見上さんはお世話になった人物に、帝都医大病院の外科教授、今井(古川雄大)と、帝都医大の医師で後に新潟の黒川病院に戻った黒川(平埜生成)を挙げた。
今井とのエピソードを振り返り、「りんが帝都医大病院を辞めなきゃいけなくなった時に、声をかけてくれました。そのときは多分今井先生の言葉の意味を、りんもあまり理解できてなかったと思うんですけど、また看護の道に復活してから、続けていく中で、あのときの今井先生の考えがわかるなって思う瞬間があったと思います」と明かした。
黒川については、「新潟での赤痢の感染が起きたときに、とてもお世話になりました。(看護ができなくなり、適応障害になっていた)りんががもう1回看護の道を志すきっかけをくださった先生なので、とても感謝してると思います」と語った。