実家じまいを始めたいけど、何から始めたらいいかわからない…と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。タレント・松本明子さんは、空き家になった実家の維持費に25年間で総額1800万円以上をかけ、実家じまいで大赤字を出してしまったそうです。そこで今回は松本さんと、実家じまい・空き家活用の専門家・和田貴充さんによる『明るく解決!実家じまい実践BOOK 実家処分・家財整理・空き家活用がよくわかる』より一部を抜粋し、これから実家じまいをする人や何から始めたらいいかわからない人に役立つ知恵を、お二人の対談形式でお届けします。
素人の思い込みでリフォームしても査定のプラスにはならない
和田貴充 私から、これはいただけませんでしたね、という明子さんのしくじりをいくつかお話しさせてください。
松本明子 おっ、なんか怖いかも。
和田 大丈夫ですよ。みなさん、よくやる失敗ですから。
松本 あー、よくやるやつを私もやってるんだ(苦笑)。
和田 まあ、そうおっしゃらずに聞いてください。まずは、リフォームです。
松本 えっ、リフォームは、売却成功の決め手になったはずなんですけど?
和田 ご実家のリフォームは、明子さんの希望でどこを手直しするか決めてやられたんですよね? 震災を機にいつか自分たちが住むかもしれないから、ということで。
松本 そうです。たとえば、お台所の隣が祖母の和室だったんですけど、自分たちが使いやすいように壁をぶち抜いて広くして、畳からフローリングに替えました。
和田 それは売却や賃貸を前提とした不動産業者が手がけるリフォームとは違うんです。不動産業者はプロですから、どこをリフォームすれば、少しでも高く売ったり、貸したりできるかなどの、査定でプラスになるポイントがわかっています。一般の素人の方の希望でやるリフォームは、それがわかりませんから、どうしてもポイントがズレていることが多い。ましてや明子さんの場合は、自分や家族がいつか住むかもしれないという前提でリフォームをしているので、完全に自分たちのためですよね。誰かに貸したり、売ったりは想定していなかったわけです。