〈予防〉ストレスをうまく発散して

たこつぼ型心筋症は1990年に日本で初めて発見され、発見者の佐藤光医師が命名。2008年にはアメリカの研究で、発症年齢は50歳以上が90%を占め、平均年齢は68歳、男女比は1:9で圧倒的に女性に多いことがわかりました。この傾向は日本でも同じです。

発症の原因は過度のストレスなので、ストレスを上手に発散することが基本です。ところが、これは性格を変えることになるのでなかなか難しい。ですから、予防ではなく、ストレスが心臓に悪影響を及ぼすことがあること、災害直後の病気にたこつぼ型心筋症が起こる可能性があることをしっかり認識し、対応すべきでしょう。

日本は地震大国。どこに住んでいても地震災害に遭わないとはいえません。災害後に胸痛や呼吸困難に襲われたときは、放置せず、何をおいても速やかに病院で受診しましょう。

【関連記事】
40歳以上の3人に1人が経験する尿漏れの原因は?投薬や手術で治療が可能。予防には骨盤底筋へのダメージを防ぐ
〈うつ病〉「頭痛」「目のかすみ」「眼精疲労」「腰痛」「肩こり」も危険信号。抑うつ気分など、5つ以上の症状が2週間以上続くと診断される
〈告白〉みのもんた「テレビの仕事はゼロ、パーキンソン病を抱え…。でも、最後まで捨てちゃいけないよ、人生は」