紫苑さん「冬を制する者は年齢を制する!」(写真提供:著者)
母子家庭で、二人の子どもを育てながらフリーランスで仕事をしてきた71歳のひとりシニア・紫苑さん。そのため年金の額は月に5万円ですが、お金を遣わなくても安心して暮らすための工夫の数々をブログに記すと話題となり、楽しい毎日の様子は新聞やテレビなどでも紹介されるようになりました。その紫苑さんの節約術を日々の暮らしとともに紹介していくのが当連載。第2回のテーマは「暖房費の節約をしながら寒さ対策」です。

寒さを乗りきるために

電気代が値上がりを続けるなか、政府は来年1~9月に電気・ガス料金の負担軽減を実施する方向で検討を続けています。

ただ電気代がどうなるかはさておいて、私たちは当然のこととして、目の前のこの寒さを乗りきらなくてはなりません。そしてできれば、その方法が身体や心によい結果をもたらしてほしい!

……でもそんな都合の良い方法はあるのでしょうか?

なお、私自身寒さにはとても弱く、加えて築45年の一軒家はとても寒い。隙間もあちこちにある上、窓が多く、冬の朝など外に出たほうが暖かい日もあるほどです。

一度は、寒いところで指先が白くなるという「レイノー現象」なるものも引き起こしました。これにはびっくり。お風呂に入って、暖かくなったはずなのに、指先だけが冷たく白かった! 驚きのあまり、頭のなかまで真っ白になってしまいました。

それからは朝起きたときに指先のしびれ、こわばりも起きるようになり、そうか、年齢を重ねるとはこういういうことなんだな、一軒家の寒さのせいばかりではないな……と、渋々ながら認めざるを得ませんでした。