この記事の目次
現金を持っていても支払えないケースが スマホがなくてもできるキャッシュレス決済
数を増やさないことが上手に使うコツ
キャッシュレス決済で失敗しないための4つの心得 【心得1】数を絞る 【心得2】月1回使用状況を振り返る 【心得3】まずは少額からスタート 【心得4】使う用途を絞る

数を増やさないことが上手に使うコツ

ここまで、スマホを使わないキャッシュレス決済方法をご紹介しました。それより少し難易度は上がりますが、覚えておくと便利なのが、スマホを使った決済です。

実は、前述のクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードは、スマホに入れて使うこともできます。ですが、ここではもうひとつ、スマホのキャッシュレス決済として特徴的な「コード決済」をご紹介しましょう。

コード決済は、スマホに専用アプリを入れ、そのアプリを使って支払います。アプリを立ち上げて、お店が用意したQRコードやバーコードをスマホのカメラで読み込む、またはアプリ内に表示される自分のコードを読み取ってもらって決済します。

よく使われているものに、「PayPay」「LINE Pay」「au PAY」「ゆうちょPay」などがあります。お金のチャージ方法はそれぞれ変わりますが、クレジットカードや銀行口座からの入金、または現金も選べます。

「種類がありすぎて、どれがよいかわからない」という場合は、自分の生活圏内で使える場所が多いものを選ぶのがおすすめ。使う頻度が高ければ慣れるのも早くなります。

まずは、よく行くスーパーでどのコード決済が使えるか、レジ横のマークを確認してみましょう。操作に困ったときに聞けるよう、家族や友人と同じものを選ぶのもひとつの方法です。

スマホ決済のいいところは、スマホひとつで買い物ができること。重い財布を持ち歩かなくていいので、ウォーキングや犬の散歩など、ちょっとした外出時にも便利です。

多くのコード決済では、ユーザー間で送金もでき、孫にお小遣いをあげたり、グループ旅行や食事会で割り勘をしたりと購買以外に使える場面もあります。

多様化しているキャッシュレス決済を上手に使うポイントは、あれもこれもと数を増やさないことです。目に見えないお金なので、たくさん持ってしまうとどの決済でいくら使ったかわからなくなり、管理が大変になります。

最初は「食費だけはキャッシュレス決済」など限定的に使い、こまめに利用状況を確認する習慣をつけましょう。キャッシュレス決済は、利用額に応じてポイントもたまり、ためたポイントは支払いに使えます。数をしぼったほうが、ポイントが分散せず、効率的でお得でもあるのです。

また、万一の紛失やトラブルに備えて、IDやパスワード、カード番号、問い合わせ先などを控えておくことも忘れずに。家族と共有しておけば、より安心です。