阿部さんいわく「片づけは最初の一歩が大切」とのことですが(写真提供:Photo AC)
着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに6000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回は「大切なのは最初の一歩」です。

春の片づけに「まず手を付けるべき4か所」

すっかりあたたかくなってきました。木々の芽吹きとともに、もしかすると”片づけ欲”がむくむくと沸いていらっしゃるころかもしれません。

でも家の中を見渡してみれば、クローゼットには服がパンパン、キッチンも食料品や調理道具でいっぱい。リビングの床には、本棚に入りきらない本が積まれ、テーブルの上は趣味のもので溢れかえっていて……となれば、どこから手を付けていいか分からないのかもしれません。

実際、片づけ講座では「そもそも何から片づけていいかわからない」という声をたいへん多く耳にします。

せっかく片づける気になっても、手の付け所に迷ったり、戸惑ったりしているうちに諦めてしまえば、とてももったいないこと。そんな「何から片づけていいかわからない」あなたにこそオススメの「まず手を付けるべき4か所」をご紹介したいと思います。