なかはらさんは、つつましくも贅沢に暮らすヒントとして「麹をもっと生活に取り入れられれば、豊かな食生活が送れる」と言いますが――(写真:『68歳、つつましくも贅沢な暮らし:年金3万+α、好きな場所で好きに生きる』より)
昨今、物価やエネルギー価格が上昇して生活費がかさむ中で、なかなか贅沢することができず、お金の不安も尽きませんよね。一方、衣食住について八ヶ岳で「つつましくも贅沢に暮らす」を実践しているのは、織物&染物作家でYouTuberとしても活躍する、なかはらけい子さん。なかはらさんはその一例として「麹を生活に取り入れられれば、豊かな食生活が送れる」と言いますが――。

麹や手づくり味噌文化で味わい豊かな食卓に

あっさりいただきたいものには、塩麹が良いです。

お肉や焼き魚などの塩代わりに使います。

麹はとてもたくさん使うので、自分でつくっています。

あまりうまくはできないのですが、麹の用途としては使えるので、まあいいかなと思っています。

私はたくさんのものを自分でつくりますが、すごくうまくはできません。そこそこの用途として使えれば良いと割り切っています。

麹と水を混ぜた麹水は化粧水代わりに使います。甘酒は麹とお湯をまぜて、約8時間発酵させます。これは夏バテなどに良いようです。

麹の用途は多様です。一番は味噌づくりです。

豆味噌は米麹を使いません。これは3年くらい前につくったものがまだありますが、そろそろつくっておこうと思います。