家では裸でいることを好んだ八郎。主宰する詩の勉強会「木曜会」の会報『木曜手帖』の編集作業にて(写真提供◎佐藤愛子さん)
作家となった妹(佐藤愛子さん)と詩人の兄(サトウハチローさん)(撮影年不明/写真提供◎佐藤愛子さん)
右端が八郎、隣は弟の節(たかし 後に原爆で逝去)。左端は姉の喜美子(若くして病没)(写真提供◎佐藤愛子さん)
●サトウハチローさんの生涯と作品年譜は『落第坊主』(サトウハチロー:著)、『うたうヒポポタマス』(宮中雲子:著)、『サトウハチローものがたり』(楠木しげお:著)などより編集部作成
長男・忠を抱く八郎と椅子に座る父・紅緑(写真提供◎佐藤愛子さん)
「哀れみや悔恨、そして理想の母の姿。そんなものを駆使して、たくさんの母の詩を書いた。そう思うと、私には『おかあさん』のブームは、ある種のイリュージョンのように思えます」(撮影◎本誌編集部)
雑司ヶ谷霊園の八郎さんのお墓。墓石には「ふたりでみると すべてのものは 美しくみえる」と刻まれている(撮影:本誌編集部)