上野千鶴子さん(右)と稲垣えみ子さん(左)(撮影:宮﨑貢司)
「母は高度成長の時代、私はバブル世代で、母娘ともに上り坂の価値観しかなかった。でも晩年の母を見て、その価値観を変えなければと思いました。」(稲垣さん)
「一緒に泣いたり笑ったりする、そういう役割は親しい人にしかできません。」(上野さん)
「私、55歳の女の子ですけど(笑)、年配の方々とよくおしゃべりするんですね。すごく喜んでくれて。」(稲垣さん)
「人に委ねていいこともいっぱいある。私はわりあい平気でやっています、「お願い」「これはあなたしかできない」って(笑)。」(上野さん)
「親の老いは、子どもにとって貴重な教科書ですよ」(上野さん)