記事本文へ戻る 一時期、公園で暮らしていたというサヘルさん。工場へ働きに行く養母とはベンチで待ち合わせをしていたそう。養母と家族になった頃 戦禍で国が困窮していた時代にイランで生まれ、身寄りをなくして孤児院で育ち、養子縁組をした養母と8歳の時に日本にわたってきたというサヘル・ローズさん 「子どもというのは、今自分が苦境にあることを理解していても、誰かに〈助けて〉とは言えないものです。自分から、どうSOSを出したらいいかがわからないからです。」 『言葉の花束』