毎日15分、日光を浴びながらのウォーキングが健康寿命を守る

筋肉を維持し、骨や関節を守るためには、骨に刺激を与えることが大切。そのためには陸上での運動がベストです。運動の中でも、もっとも手軽で効果があるものがウォーキングです。

結論から言えば、「毎日15分、日光を浴びながら散歩してください」

歩数と生活習慣病による死亡者数(人口10万人当たり)の関係<『その選択が健康寿命を決める』より>

歩数は1日8000歩以上、速めのスピードで歩くのが理想ですが、慣れないうちはそこまで気にしなくても大丈夫です。最低限のラインとして自分のペースで15分散歩することを目標にしましょう。

「ウォーキング」と考えると身構えてしまうかもしれませんが、車や自転車で買い物に行っていたとしたら、徒歩にするといったことでも十分達成できる数字ではないでしょうか。

日光を浴びることも重要です。骨粗しょう症を予防するには骨密度を下げない生活習慣が肝心です。

骨=カルシウムというイメージで牛乳や小魚をたくさん摂る人もいますが、カルシウムだけを摂れば十分というわけではありません。

腸でのカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDが必要です。

そして、ビタミンDは体に紫外線が当たることで生成されるのです。ビタミンDの生成に必要な時間が約15分というわけです。ガラスは紫外線をほとんど通しませんから、屋外に出ることが重要です。

また、雨や曇りの日など、イレギュラーな変化は気にしなくてかまいません。コンスタントに続けていきましょう。