いまの状態を維持する

筋肉は骨を支え、関節を滑らかに動かすために不可欠な存在です。加齢によって筋肉量が減ると姿勢が崩れ、腰痛や膝痛などが起きやすくなります。それが続くと外出が億劫になり、社会との触れ合いも少なくなります。

それをきっかけに病気になることもあるかもしれませんし、そうでなくともしょんぼりと家に引きこもっていることは健康であるとは言えないでしょう。

『その選択が健康寿命を決める』(著:森勇磨/マイナビ出版)

実際、運動量が多い人ほど心筋梗塞や脳梗塞、がんでの死亡リスクが下がるというデータもあります。体を動かすことは気分転換になり、脳への刺激にもなりますから、うつ病や認知症予防にも有効です。

また、男性は筋トレをしている人ほど男性ホルモン(テストステロン)が維持され、野心や社会的行動力が衰えないと言われています。

もちろん、年を取ってからハードなトレーニングでムキムキになることは難しく、またその必要もありません。いまの状態を維持することを心がけて、意識的に運動量を増やすことで、心身の健康を守ることができます。