要注意なコミュニケーション

N)なるほど。エラーが多くコミュニケーション偏差値が低い人というのは、相手を思いやる気持ちが足りないということですか。

S)そうです。「私をわかって欲しい」という気持ちの一方通行になっているのです。発信はしているけど、相手との会話にはなってない。例えば「ワイン好きですか?」って聞かれたら普通は「ワイン好きです!」みたいな会話しますよね。なのに平気でワインの話題を無視して「私、今日お寿司食べに行きまーす(^ ^)!」って。これ返事になってなくて、すごくお相手に失礼ですよね。(笑)

N)それは意識したら治るものですか?

S)治ります。それは、ちゃんとその方がコミュニケーションを学んでいないだけなんですね。私も幼少期の頃からいじめられたりしていたので、人の事を観察して、どう立ち回ったら相手が心地良いのかを凄く研究し、幸い今があるんです。普通「あなたのメールは不快だから付き合いたくないです」って言われる事はないですよね?だから自分でどこがいけないか注意しないといけないのですが、やはり人に客観的に見てもらったほうが改善できます。

N)なるほど。それは例えば、具体的には相手から急に返事が来なくなったとか、毎日来ていたものが3日に一度になっちゃうとかで、自分のコミュニケーションを疑ってみればいいのですか?

S)そうですね。後、言葉遣いがラフな感じから敬語になっていく場合も注意です。初めは親しい感じだったけど、だんだん距離を取るために相手が敬語を使うようになってくると、危険信号ですね。

N)確かに!よく距離を取りたくなったら敬語を使えって言いますね。

S)「ヒロさん」から「中脇さん」になったら距離をとっているという事です。(笑)

N)なるほど。そういう具体的な事を伝えていらっしゃるのですね。

S)はい。メールのコミュニケーション検定や、コミュニケーションのチェックシートにもあり、客観的に自分のコミュニケーション能力を評価して頂きます。「あなたコミュニケーション取れていないよ」って言っただけでは理解されないのです。婚活のほか、最近は企業での研修が増えています。社員さんの1本のメールで数十億円飛ばす事もありえますし、今までの数十年のキャリアを棒に振る役員様もいらっしゃいますから、評価のあとに研修をさせていただくのです。

N)LINEとかメッセンジャーは既読にならなければ送信取り消しが出来ますが、メールは基本的に取り戻せないですものね。

S)取り戻せないです。また、送信取り消しはできるとはいえ、本当に大事故につながること以外はしない方が良いです。なぜなら2回ぐらい繰り返し取り消しをされると「何を送られたんだろう?」と相手の脳にストレスを与えてしまいます。何度か続くと「この人とは連絡取りたくない」と無意識になってしまうので、基本的に送信取り消しはNGです。