代官山にオープンした期間限定ショップ(写真提供◎ZENB JAPAN)

 

麺類は食べたいけど糖質や小麦は抑えたい…。野菜が高騰するなか、野菜不足をおいしく手軽に解消したい…。そのニーズに答えつつ、野菜を丸ごと使いきることでサスティナブルな暮らしにも寄与するブランド「ZENB」。初のアンテナショップ「ZENB STORE」が東京・代官山に期間限定オープンした。

「食べる」のせんぶを、あたらしく

オンラインストアや一部店舗を中心に展開し、累計販売食数1,300 万食を突破した「ZENB ヌードル」。今回初となる期間限定のアンテナショップでは、ZENB ヌードルを始め、全ラインナップが勢ぞろいし、試食体験やストアオリジナルグッズの販売も実施している。

ZENBは、1804年に江戸で寿司と出会った初代又左衛門が「酢屋」として創業した「ミツカン」から生まれたブランド。ミツカンは2018年には「おいしさと健康の一致」「人と社会の健康」を目指して「未来ビジョン宣言」を発表し、それを受け、2019年3月に〈「食べる」のせんぶを、あたらしく〉をコンセプトにスタートしたのが「ZENB」だ。

「捨てているものをそのまま使ったらどんなものになるのかを、製造業として考えました。また、野菜の捨てている部分にはおいしさが隠れている。一流のシェフならそのうまみを引き出してくれますが、家で食べられるようにおいしさを引き出して提供できたら、という思いでスタートしたんです」とZENB JAPAN 代表取締役社長の濱名誠久氏は語る。

コンセプトを語る濱名社長

「とはいえ4年前にECを始めたときは、1日数件の注文しかないこともありました。食べることは未来を選ぶことでもあると思います。消費者の方に、新しい未来を選んでいただく選択肢を増やしたい」と当時を振り返った。