写真を拡大 吹雪の中のゴマフアザラシ(C)2015〜2023 George Nobechi
世界に約400ある有料水族館のうち、150近くが日本にあるという。フォトグラファー・野辺地ジョージ氏が撮影する数々の被写体・シリーズの中で、最も古いのが水族館であり、少年時代の思い出をたどる「旅」だ。日本人にとっての水族館とは何なのか…写真と文で繙いていく

第1回 コンセプト(ステートメント)はこちら

思い出の「おたる水族館」

「シュール・ブルー」列島水族館巡りの原点を振り返ってみると、祖父母と過ごした水族館での思い出が頭に浮かびます。

北海道小樽市に住んでいた2人ですが、祖父はかつては高校の教師でした。

私をかわいがってくれた彼は、歴史や自然のことを色々と教えてくれました。

そして、小樽へ遊びに行くと、いつも連れて行ってくれた場所は、祝津にある「おたる水族館」でした。

写真を拡大 迫力満点のトドのショー(C)2015〜2023 George Nobechi