ペ・ヨンジュンとはどんな人物だったのか
ペ・ヨンジュンは当時から、ブランディングも、マーケティングも、マネジャーや事務所に任せず自分自身で考えていると聞いていた。
「俳優よりも制作側をやりたかった」と発言したことがあるといわれていたが、その後の事務所経営や事業への投資などの辣腕ぶりを見ると、事業の才覚のある人なのだろう。
韓編集長によると、1回目の「冬のソナタ」放送のあと、日本から取材やイベントのオファーが山のように来て、時間がたてばたつほど増え続けることにマネジャーが対応に困り、ペ・ヨンジュンに「兄さん、こんなに多くの人たちから依頼が来てるのだから、今、オファーを受けるべきではないですか」と進言したところ、ペ・ヨンジュンは激怒したらしい。直接見たわけでもないので真偽は定かではないが。
マネジャーからすれば「人気が高まっているうちにオファーを受けないと、ブームが過ぎ去ってからでは遅い」 と考えてのことだろう。 しかしペ・ヨンジュン自身はじっくり考えタイミングを計っていたようで、あまり言葉で説明するタイプの人ではないということもあり、そういうちょっとした行き違いがあったそうだ。
その後、大成功したペ・ヨンジュンは、尽くしてくれたマネジャーに相当な感謝を込めた対応をしたとも聞いた。