「一座建立」

また、「一座建立(いちざこんりゅう)」も茶道では大事な禅語の一つ。

亭主による心尽くしのもてなしにより、亭主とお客様が心を通わせ、お互いでその場を心地よい空間にする一体感を指した言葉です。

茶道に限らず、日常生活でもお互いを尊重し、気持ち良く過ごすための場作りを心がけることは大切なことだと思います。

『「お茶」を学ぶ人だけが知っている「凛とした人」になる和の教養手帖』(著:竹田理絵/実務教育出版)
自分をさらに高める教養
茶道を始める際に必ず揃える茶道具の一つである扇子。茶道用の扇子は一般的なものよりも少し小さく、扇ぐためには使いません。茶道で使う扇子には「結界」の意味があり、扇子を自分の前に置くことで相手への敬意を示します。そのため、掛け軸の前でも筆者の禅僧に敬意を示すために扇子を前に置き、一礼します。
海外の方に喜ばれる教養
昨今、掛け軸は海外の方が購入するお土産としても人気が高まっています。縁起物である富士山や鶴などの風景が描かれた掛け軸もありますが、和紙に墨で書かれたシンプルな禅語の掛け軸は、その言葉と共に、日本での思い出になるようです。