老老介護の時期だからこそ外に出る

3つ目は、閉じこもらないことです。

在宅で行う老老介護の場合、2人で過ごす時間が長くなり、世間から孤立してしまうことが少なくありません。

介護の悩みやこれからの不安などで頭がいっぱいになり、他のことに目を向ける余裕がなくなってしまうこともあるでしょう。

でも、できるかぎり2人だけの世界に閉じこもらず、「外」に視野を広げてみてください。そして、やってみたいこと、行きたいところがあれば、進んで行動してみてください。

外に出てみることで、新しい生きがいを見つけられる可能性が広がります(写真提供:Photo AC)

「いい年なんだから、やめておこう」「介護を受けている自分なんかが外に出ても、恥をかくだけだ」と、自らブレーキをかけるようなことをする必要はまったくありません。

同じような年代、状況の仲間たちがきっといるはずです。

地域のカラオケ大会に出場したり、仲間と麻雀やゲートボールを楽しんだり。地域のボランティア活動に参加したり、子どもたちに絵本を読み聞かせたり。

外に出てみることで、新しい生きがいを見つけられる可能性が広がります。

2人のイライラを溜め込んだ関係性も、「外」に触れることで、少しはやわらぐかもしれません。

閉じこもらず、人と会うことで、家族以外にも相談相手が身近にでき、介護に関する情報やアドバイス、知恵などを共有する機会もきっと広がります。