貯蓄が少ない場合の収支改善ポイント
夫を亡くして一人暮らしのAさんの家計簿を見ていきましょう。収入の少なさを気にしていますが、アンケートによれば、電気やガスをこまめに消したり、免許を返納してシニア割引のバスを利用したり、保険を見直したり……数々の工夫のおかげで、家計収支はほぼトントン。お金の使い方に関してはほとんど問題ありません。
ただ、ご本人もおっしゃるように貯蓄が少ないのが心配ですね。医療・介護費のほか、エアコンや冷蔵庫などが壊れた時に10万円単位の出費があれば、すぐに底をついてしまいます。
【交際費・ミニアドバイス】
娯楽に関する費目(被服費・交際費・教養娯楽費)を合わせて予算を決めると、節約がストレスになりにくい。洋服を多く買った月は友人とのランチを控えるなど、柔軟に対応しましょう
娯楽に関する費目(被服費・交際費・教養娯楽費)を合わせて予算を決めると、節約がストレスになりにくい。洋服を多く買った月は友人とのランチを控えるなど、柔軟に対応しましょう
もう少し削るとするなら、被服費、交際費、教養娯楽費。趣味や楽しみを我慢しすぎるのは良くないので、上記のアドバイスをもとに3項目合わせた予算を決めてみましょう。トータル2万円に抑えれば、年間12万円の蓄えができます。無理のない範囲で試してみてください。