血流改善に取り組みましょう
また、毛細血管の老化や減少も血流を悪化させる要因、と板倉先生。
「毛細血管は血管の約95%を占めており、骨や筋肉、臓器のすみずみまで張りめぐらされています。毛細血管は、血液が流れ続けることでみずみずしい状態を保てるのですが、極細のため、詰まったり切れたりしやすい。そのうえ、加齢や運動不足により血流が滞ると、組織がボロボロになり消えてなくなってしまうのです。これを血管の“ゴースト化”といいます」
血管の老化やゴースト化が進むと、重大な疾患につながる恐れも。
「動脈硬化、糖尿病、高血圧のほか、認知機能の低下や心筋梗塞にもつながります。冷えを感じたら、できるだけ早く血流改善に取り組むようにしたいですね」