2024年1月14日、大相撲初場所が東京・両国国技館で始まりました。横綱・照ノ富士も本場所での久々の土俵入り、幕内の全力士42人が揃った今場所は果たしてどうなるか?『婦人公論』愛読者で相撲をこよなく愛する「しろぼしマーサ」が今場所もテレビ観戦記を綴ります。

前回「大相撲九州場所、霧島が優勝で陸奥親方に親孝行。熱海富士のあっけない負けには伊勢ヶ濱親方の厳しい分析が…」はこちら

照ノ富士の土俵入り

大相撲初場所の初日は、大相撲ファンで良かったと思う充実した内容だった。

横綱・照ノ富士は3場所連続して腰痛などで休場していたが登場し、幕内の全力士42人が揃った。初日は関脇以上の力士が全員勝つという好スタートを切った。

私は、初場所への期待で幕下力士からテレビを見ていて、幕下から物言いあり、取り直しありで力が入り、全取組が終わった時には、肩が回せないほどガチガチに凝り、まばたきの数が少なかったようでドライアイがひどくなり、目薬をつけるはめになった。

本場所での照ノ富士の土俵入りを見ることができたのは嬉しい。太刀持ちを初めて務めたのは、先場所も先々場所も優勝争いにからんだ21歳の前頭筆頭・熱海富士、露払いは明るくて根性のある前頭2枚目・翠富士だ。行司は昨年までの式守伊之助が、行司の最高峰である木村庄之助に昇格した。大相撲は、横綱土俵入りが「華」だと再認識した。

私は、以前からテレビの前で横綱土俵入りを一緒にするのが趣味だが、久しぶりの土俵入りに、左右のどちらの手を上げるかにとまどった。照ノ富士は攻めの姿を表現する不知火型だ。攻めと守りを象徴する雲龍型をすっかり忘れてしまった。雲龍型の土俵入りをする新横綱の誕生を願っている。

照ノ富士は根性で動き回る新小結・宇良を押し出し、47本という多さの懸賞金を手にした。先場所優勝して綱とりが期待される大関・霧島は、先場所負け越して関脇から前頭筆頭に番付を落とした若元春を引き落としで破った。