3回目のお参りは、同じく吉。2クール目の抗がん剤治療が始まる日。「ゆっくり治る。よい方向に向かっている」。

4回目のお参り、小吉。「長くかかる、気力を!」。3クール目の治療が始まる。

5回目のお参りは、再び小吉。「長くなるが全快。調子に乗るな」とのこと。抗がん剤の副作用のせいで、便秘がつらい。

6回目のお参り、中吉。「早めの治療を! 自分の無知を知れ!」……。

治療中は吐き気にも悩まされ、貧血がひどく治療は2度も延期に。手術後の経過も悪く、コロナ下で検査したり入院したり、慌ただしい日々。

何よりつらかったのは、髪の毛が抜けたことだった。私は和服が好きで、豊かな長い髪を結い上げてかんざしを挿すのが好きなのに。娘は、「すぐ生えてくるよ。坊主頭でも帽子をかぶればいいし、今は自然に見えるウィッグもあるんだから」と励ましてくれた。

しかしみるみるうちに丸ハゲになり、一人泣いた。写真も撮ってみたが、信じられない現実がそこにあった。帽子をかぶって歩いてみると、思ったよりは平気の平左。が、新しく生えてきた髪質が以前と変わってしまったのはショックだった。

それでもなんとか抗がん剤治療を乗り越え、2022年、ついにCT検査でがんがなくなっていると主治医に告げられた。お祝いだ!