人との出会いで「幸運の流れ」が
昨年12月には、私の半生を綴った初のエッセイ集『Over the Moon』も出版しました。あらためて読み返してみると、私の人生は、節目節目で出会った人たちに支えられてきたんだなということを感じずにはいられません。
「スクールメイツに応募しない?」と誘ってくれた中学時代の友人の根本喜代美さん。キャンディーズのオーディションに私を呼んでくれた、当時のマネージャーさん。その方々のおかげで、スーさん、ミキさんとグループが組めました。
そして、キャンディーズとして活動していくなかで(水谷)豊さんと出会って、娘にも恵まれたわけですからね。
スーさん、ミキさんはプライベートでもかけがえのない友人となりました。スーさんとは残念ながら早いお別れになってしまいましたが、ミキさんは私のコンサートには今でも必ず来てくれて、なんでも話せるいい関係です。
もともと私は、自分から積極的に人生を切り開いていくほうではありません。「こんなこと、やってみない?」と、周りの人が作ってくれた流れの中に、勇気を出して飛び込むことで道が開けていくタイプです。
そう考えると、人生の節目で出会った人たちがいなければ、現在の私はありえない。誰か1人でも欠けていれば、今頃はボーッとした毎日を過ごしていたかもしれません。(笑)