ひとり老後の清々しさ
ひとり老後もふたり老後も、それぞれいいところ半分、ネガティブな面が半分ではないでしょうか。一人で生きるのも、清々しい選択といえるでしょう。
ひとり老後になった場合は、できるだけ楽しい点だけを見るようにすべきです。どんな暮らし方でも、誰にも文句は言われない。そうしたひとり暮らしを楽しむのです。
家族に囲まれる幸せや友だちがたくさんいる幸せを否定するわけではありませんが、一人でスッキリ生きているのなら、「寂しい人」とか「変わった人」ではありません。
もともと人間というのは一人で生きていく存在です。家族、友だち、仲間は、人生のそれぞれのシーンにおいて手助けしてくれたり支えになってくれたりしますが、最終的に物事を決断し生きていくのは、自分の力のほかにありません。
そう考えると、ひとり老後を恐れることもなければ、恥じたり、みじめに思う必要はまったくないのです。
孤高に生きるには、それなりの強さも求められます。もっと胸を張り、誇りを持っていい生き方だと思います。