『ボディガード』で、再びレイチェル・マロンを
2024年2月より、ミュージカル『ボディガード』の再々演が始まります。私は2020年の初演から、映画ではホイットニー・ヒューストンさんが演じていたレイチェル・マロンという歌手の役を演じています。
お客様からご好評をいただいて上演を重ねている作品なので、もちろんプレッシャーもありますが、何より「またあの最高の時間が戻ってくるんだ!」というワクワク感の方が大きいですね。
3度目のレイチェル役ですが、芝居のシーンではもう1度彼女に出会い直すという新鮮な気持ちで挑みたいですし、ショーのシーンではいい意味で肩の力を抜いて、お客様と密にコミュニケーションをとりながら楽しんでいきたいです。
劇中には「エンダ~♪」で有名な『I Will Always Love You』を始め、最高にテンションの上がる『Queen of the Night』など、映画『ボディガード』を彩る数々の名曲が登場します。
なかでも舞台版ならではの演出に注目していただきたいのが、一幕の最後に歌われる『I Have Nothing』。フランク・ファーマーを演じる大谷亮平さんの目の前で歌うんですが、なかなか生きててあんな至近距離で人に歌いかける経験って無いので、もはや大谷さんの顔を見ないとこの曲は気持ちが乗らないくらいになっております。(笑)
シンプルな演出ですが、すごくドラマティックなシーンなので楽しみにしていてください。
初演と再演をご覧になり今回も楽しみにしてくださっているという方も多いですし、コロナ禍のさまざまな制限から解放されての上演となりますので、ぜひ客席の皆さんも手拍子や歓声で一緒に盛り上がっていただけたら嬉しいです。