ひと手間で極上の風味

●美味しく淹れる【煎茶】

煎茶(『八女茶――発祥600年』より)

●用意するもの

茶葉……人数×2~3g
急須
湯飲み茶碗
お湯……70~90℃程度

さわやかな香りに加えてうま味・甘味・渋味があるのが煎茶の特徴です。お湯の温度は上級煎茶で70℃、中級煎茶で80 ~90℃が適しています。

●淹れ方

(1)しっかり沸騰させた湯を茶碗8分目まで注ぎ、冷ます(または、湯冷ましで冷ます)。茶葉を急須に入れる(1人分で2~3gが目安)

(2)冷ました湯を急須に注ぎ、1分ほど(深蒸し茶の場合は約30秒)おいて、茶が浸出するのを待つ

(『八女茶――発祥600年』』より)

(3)少量ずつ茶碗に注ぐ。数人分を用意するときは、同じ濃さになるように廻し注ぎをする

(4)最後の一滴までしっかり注ぎ切る

(『八女茶――発祥600年』より)

※急須に湯が残っていると、茶の成分が浸出し、二煎目、三煎目の味が落ちる

※二煎目、三煎目は湯を入れてから15秒ほど待つ