健康ブームから、オリーブオイルやオメガ3が台頭!
実は1950年代から地中海食が健康によいことが研究され、1970年代から野菜や全粒雑穀類、オリーブオイルなどを食べる健康的食事として注目を集めました。
ギリシャやイタリアなど地中海を取り巻く国々の食生活に由来し、乳製品や肉より魚を多く食べ、野菜や全粒穀物などとともに、とにかく新鮮なエクストラバージンオリーブオイルを料理に使ったり、直接飲んだりというものでした。
日本でも、1990年代後半以降からブームになり、食事のときにオリーブオイルをスプーン1杯飲むという習慣を持つ人が、徐々に増えてきました。
そのうち健康ブームの流れから、動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げたりLDLコレステロールを減らしたりしてくれる「オメガ3」という種類の油、特に魚に含まれるEPAやDHAなども摂ったほうが体にいいという話が広がりました。
2000年に入ると、オメガ3を含むアマニ油やエゴマ油、その油が入ったドレッシングなどがスーパーで売られ注目されるようになりました。