「サプリ的オイル」の真打ちとして登場した中鎖脂肪酸!

その後、このオイル新時代の「真打ち」として注目されるようになったのが、脂肪燃焼、免疫力アップ、抗菌作用、認知症やアレルギー症状の改善、美肌に美髪と、さまざまな美容と健康の嬉しい効果が期待できる、ココナッツオイルなどにも多く含まれる中鎖脂肪酸(ちゅうさしぼうさん)のオイルです。

ところが、このココナッツオイルは、これらいい効果が期待できる「中鎖脂肪酸」の含有量が、その実、全量の約60%。

さらに少し風味に特徴があり、好みが分かれるところ。悪くはないけれど、もっと濃厚な純度100%で、クセのない中鎖脂肪酸オイルがないものか……。

それが「齋藤式満腹やせメソッド」で主役といっていい存在の「MCTオイル」です。

このオイルを食事にかけたり、食事中にサプリ的にとったりする。

食事に加えることで、内臓脂肪が勝手に燃える体になるというすぐれものです。

「サプリ的オイル」が生まれるまでの歴史<『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』より>
「サプリ的オイル」が生まれるまでの歴史<『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』より>

MCTと英語なので、ちょっとケミカルな感じがしますが、MCTは中鎖脂肪酸の英語名 Medium Chain Triglycerideの略称で、母乳や牛乳などの乳製品、さらにはココナッツなどのヤシ科植物の種実に含まれる成分です。

さらに言えば、MCTオイルが食卓に並んだのは、まだ歴史が浅いですが、50年以上、医療や介護、スポーツなどの現場では使われてきたものなのです。

※本稿は、『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』(アスコム)の一部を再編集したものです。


「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』(著:齋藤真理子/アスコム)

「医学」と「分子栄養学」を知り尽くした医師が、「なかなかやせられない」と悩むあなたと自分自身のために、実践と研究の末に考えついた、メソッドをご紹介!

体験者からは、寝起きがよくなった、疲れにくくなった、乾燥肌が改善したなどの声が多数聞かれた、健康的にやせたい人におすすめの1冊です。