150周年ファイナルにふさわしい作品
剛力 :この公演では頼りになる姉ができて嬉しいです。私の本当の姉は童顔の上、幼い雰囲気で、私がいくら「姉です」と言っても妹と間違えられる人。30代に入ったら現場に年下の人が増えてきてしまいました。今回の舞台は、甘えられる妹の立ち位置なのがありがたいです。
紀香 :私も弟しかいないので、『細雪』など姉妹ものの作品は大好きで。今回も3姉妹を演じられることが嬉しいです。
高島 :私には実際に姉がいるんですけど、威張っている妹の私に「そうね、そうね」と頷いてくれる大人な姉です。私は姉妹ものだと姉の役をいただくことが多くて。前回の明治座で石井ふく子先生演出の『おんなの家』の時も長女役でした。偉そうだからかな。(笑)
姉妹って1番傷つくことも言えるし、他の人が言えないようなことを愛しているから言える存在なのかなと私は思っていて。今回のキャッツアイも、そういうところがちゃんと描かれている脚本だなと思いました。
紀香 :この作品のテーマの1つは、家族愛ですよね。
高島 :そう、愛と、そして私は「祭り」がテーマかな、と。150周年ファイナルを飾るのにふさわしいド派手な作品でしょう?
紀香 :台本開き冒頭から和太鼓、笛、三味線などの江戸からの文化の楽器も使われたり、鹿鳴館さながらのパーティのようなものがあったり、最初から最後まで盛り上がっていくだろうなと思います。
剛力 :本当に華やかでワクワクする作品ですよね。
高島 :私たち3姉妹もお客様も、その祭りに参加するような感じですね。
紀香 :そうですね、この新春の華やかなお祭りに、多くの方にぜひご参加いただきたいですね。
撮影:
奥西義和
ヘアメイク:
光倉カオル
(藤原さん)
スタイリング:
今井聖子
(藤原さん)
着物ドレス:Yoshiko Kitano(藤原さん)
出典=WEBオリジナル
高島礼子
女優
1964年神奈川県生まれ。1988年、25歳で『暴れん坊将軍Ⅲ』にドラマ出演して女優デビューを果たし、以後映画や舞台などで幅広く活動。2001年3月日本アカデミー賞「優秀助演女優賞」受賞
藤原紀香
女優
兵庫県出身。神戸の大学時代に1992 年度ミス日本グランプリ大会でグランプリを受賞しデビュー。これまで数多くの作品で主演をつとめ、 CM、司会、声優の分野でも活躍。舞台ではミュージカル『キャバレー』、『ドロウジー・シャペロン』、 『熱海五郎一座』シリーズなどいずれも主演やヒロインをつとめた。明治座では 2021 年『魔界転生』 のお品、『サザエさん』のサザエ役も記憶に新しく、150 周年公演では朗読劇『男の花道』で初の男役に挑戦。昨年は人気映画『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』に出演し話題となった。芸能活動のみならず社会貢献活動にも積極的に取り組み、自身の NPO「Smile Please 世界こども基金」を立ち上げアフガニスタンやカンボジア、ネパールに学校を 建設するなど国内外の子どもたちへの教育支援事業を継続している。2024年8月~9月の次回作の舞台〝カルメン故郷に帰る〟が決定
剛力彩芽
女優
1992年神奈川県生まれ。2008年~2013年、雑誌『SEVENTEEN』専属モデルとして活躍。2011年、『大切なことはすべて君が教えてくれた』(CX)で本格的に女優デビュー。以後、ドラマ・映画・C M等で幅広く活躍。待機作は、映画『お終活 再春!人生ラプソディ』やNetflixシリーズ『極悪女王』など。