歌手、俳優の美輪明宏さんがみなさんの心を照らす、とっておきのメッセージと書をお贈りする『婦人公論』に好評連載中「美輪明宏のごきげんレッスン」。
2月号の書は「ごきげんよう」です。

麗しい挨拶言葉を口にしてみる

今回は、私がふだんから使っている麗(うるわ)しい日本語をご紹介しましょう。

それは「ごきげんよう」。一時代前、上品な女性は「ごきげんよう」と挨拶したものです。

2014年、NHK連続テレビ小説『花子とアン』で、ナレーターをつとめました。その際、番組の締めくくりに言う「ごきげんよう」という挨拶言葉が注目されるように。その年の流行語大賞にノミネートされました。

ナレーターとしてお声がけいただいたきっかけは、なんでもテレビ局の方と脚本家の中園ミホさんが、「ごきげんよう」を使い慣れている方がほかにいない、と思われたからとか。 

ヒロインのモデルで『赤毛のアン』を翻訳された村岡花子さんは、NHKの子ども向けラジオ番組に出るときに、必ず「ごきげんよう、さようなら」で締めくくっていたそうです。