今回、『続 窓ぎわのトットちゃん』を書きながら、私はトットと呼ばれた子どものころとほとんど変わっていないな、と感じました(笑)。今でもしょっちゅう「お菓子食べたい~」「お腹が空いた」とか、思わず声に出しちゃう。
ユニセフ親善大使として飢えた子どもたちを見てきたし、お菓子食べたいなんて思う私ってダメだな、とちょっぴり反省したりもするんですけどね。戦争状態じゃなくて食べたいものを食べられるって、天国みたいなものだと思います。
ここまで生きてきてつくづく感じるのは、人間にとって一番必要なのは「自由」だということ。自由に考えられ、自由に発言できる。それこそ、私たちになくてはならないものだと思います。そのためには、なにより平和が大事。戦争はぜったいにあってはいけないですね。
私、50歳くらいになったとき、「もう50なんだ」と思ったりしたけれど、それを過ぎて60、70になってもそんなに驚きませんでした。でもこの間、「私、100まで仕事をしようと思うの」と自分で言って、それってそんなに遠くはないと思ったのね。驚きでした!
この先、たぶんまた書きたいことが出てくると思います。なんとか100歳までがんばるつもりなので、どうかよろしくお願いします。