イラスト:小林マキ

 

今年も花粉が飛ぶイヤな季節がやってきました。花粉症は免疫力の低下によって発症しやすくなるといわれますが、免疫機能を正常に保つうえで重要なのが腸内環境です。免疫とアレルギーの関係、腸内環境を整えるコツを学びましょう(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/葛西由恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

腸内細菌の多様性が長寿の秘訣

さらに近年の研究で注目されているのが、“腸内細菌の多様性”についてです。

「花粉症患者は、そうでない人に比べて腸内細菌の種類が少ないという報告があります。アレルギーだけでなく、新型コロナの重症患者や糖尿病、各種がん、潰瘍性大腸炎などの患者についても同様の結果が示されているのです。死亡率とも相関関係があり、腸内細菌が多様性に富むほど長生きであることもはっきりしてきました」

こうした最新の研究成果を踏まえて、内藤先生がおすすめする腸活法は、腸内で多彩な菌を育てる生活習慣です。

「多様な腸内細菌を育てるためには、いろいろなものを食べることが基本。現代人の食事は、たとえば、カレー、ラーメン、パスタというように、メニューの品数が少なく栄養のバランスが偏りがち。毎日の食卓に副菜メニューを増やして、種類豊富な食品を食べることを心がけてほしいですね」

そのうえで、意識してとってほしいのが食物繊維です。