お腹がたぷたぷでも太っていない猫もいる
ただし、注意が必要なのは腹部の脂肪についてです。愛猫がお腹をたぷたぷさせながら歩いていると、「太っているのかな…?」と心配になるかもしれませんが、猫にはもともと下腹部にたるみがあります。
これは「プライモーディアルポーチ(原始的な袋)」もしくは「ルーズスキン」と呼び、脂肪ではなく、余った皮膚です。このたるみはライオンやトラなどの他のネコ科動物にも見られます。
太るとルーズスキンも目立つようになりますが、太っていない猫でも目立つ場合もあります。そのため、太っているかどうかをお腹のたるみだけで判断するのは難しく、くびれがあるか、肋骨が触れるかどうかで判断しましょう。自分で見極めるのが難しい場合は、一度動物病院できちんと評価してもらうと安心です。
また、自己判断での極端なダイエットは肝臓にダメージを与えることもあります。
必ずかかりつけの獣医師と話し合いながら、無理のないダイエットを計画するようにしましょう。