2月22日の日経平均株価はバブル期以来、実に約34年ぶりに過去最高値を更新しました。NISA制度の拡充もあり、この機会に投資を始めようと考えている方もいらっしゃることでしょう。そのようななか、韓国人として初めて、アメリカの外食産業で大成功した起業家、キム・スンホさんは、貧しい境遇から成り上がった秘訣を発信しています。キムさんいわく「専門家にも経済は予測できない。これまで誰もできなかったし、そしてこれからもできない」そうですが――。
経済専門家が本当はどれだけ景気を予測できるのか
専門家にも経済は予測できない。
これまで誰もできなかったし、これからもできないだろう。
もちろん特定の短期間なら予測は可能だ。しかし、マクロ経済(macroeconomics)において景気を正確に予測できる人はいない。凧を揚げて風向きを知ることはできるが、その風に飛ばされた風船がどこに行くのかわからないのと同じだ。
特に、学者や専門家の肩書のある人が数カ月後、数年後の景気を予測していても、彼らの話を事実として受け入れてはならない。
誰かの予測が一部当たることはあっても、それは占い師の言葉が誰かにとっては当たっていて、誰かにとっては外れているのと同じだ。以前に予測が当たったときの経歴だけが紹介され、外れたときの経歴は消されているので、専門家のように見えるだけだ。
もし景気パターンの原理を発見すれば、その人は1年も経たずに世界一の富豪になれるし、数年もあれば世界中の財産を手にできるだろう。