感想を聞いてみました

お子さんと一緒に作文を受け取りにきたというお母さんから、お話をうかがうことができました。

記憶にないながら、小学4年生のときに書いたそう。その場で封筒を開封されるということでしたので、許可を得て同席させていただきました。

およそ30年ぶりに掘り出された作文に書いてあったのは…(写真:『婦人公論.jp』編集部)

「まったく覚えていなかったんですが…。人の役にたつ仕事をしたい、と書いてありますね」

「その通りになってるじゃん!」

お母さんは現在、介護の仕事に従事されているとのこと。お子さんは次の4月で、当時お母さんが作文を書いた4年生へ進級するそうですが、一緒に読む彼はどこか誇らしそうでした。

もう一人、中学1年生の時に書いたという女性の方にもお話をうかがいました。

「文面はとても披露できそうにありませんが、全体から、とにかく老いへの不安を強く感じます。オバタリアンにだけはならないで、と書いてありますね…」

過去の自分からの「老けるな」という厳しいメッセージに動きを失う(写真:『婦人公論.jp』編集部)

津田さんによれば、夢はもちろん、自分宛てのメッセージとともに将来なっていてほしい職業を書いた人が多いとのこと。絵を描いたり、写真を貼ったりする人もいるなど、なかなかバラエティに富んでいるようです。