中学2年生が集まってディベート

そんな娘だが、誕生日には同級生の友人たちが遊びにきて祝ってくれた。わたしの帰宅前に彼らはうちに到着したので、帰路に着く前に娘に電話した。

「みんな来ましたか?」
「来たよ」
「カレー作ってありますから」
「あー、ね。みんな食べてきたからいらない」
「お腹すいたら食べたらいい、すくから」
「おっけー」
「すくから、すぐにお腹は。ごはんは炊いてない、パンで」
「おっけー」

本連載から生まれた青木さんの著書『母』

「ルーが少なくて、スープカレーになったけど味はいい」
「もう電話切っていい?」
「はい、今なにしてるの?みんなで」
「ディベート」
「...ディベート」
「ばいばい」
「はい」

中学2年生が集まってディベートをするのか。一体何について。