洗った食器を拭いてちょうどよく湿った布巾で壁とコンロの油汚れや水ハネを拭きます(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)
厚生労働省が発表した「令和5年版厚生労働白書」によると、1997年以降、共働き世帯の数が専業主婦世帯より上回り、現在も年々増加している状況です。共働きをする中での家事や、子育てに追われてなかなか休めない人に向けて、「本当にやりたかったこと」をするための時間づくりを発信しているのは、シンプルライフ研究家で時産アドバイザーのマキさん。夫婦ともに会社員の共働きで、娘ふたりと4人で暮らしているマキさんいわく、「家電にルーティンの一部を託す」ようにしたそうで――。

家電にルーティンの一部を託す

食洗機や洗濯乾燥機はなくてもいいなと思っていましたが、ロボット掃除機だけは、雑誌の企画で試しに使ったときに「わが家に導入したい!」と思いました。

以前も、コードレスのスティック掃除機で10分もあれば家中の掃除機がけが終わっていましたが、料理と洗濯はやらないと生活が回らないけれど、掃除は緊急を要しない家事でもあります。

長い目で健康を考えると掃除はすべき家事にはなるのですが、今日中に終わらせなければいけないかと言われたら、1週間後でも生きる上で支障はありません。

だからロボット掃除機がやってくれるようになってはじめて、今までは優先順位が低いと心のどこかで思いつつ、「よし、掃除するぞ」と気合いを入れて身体を動かしていたんだなぁと気づきました。