初候
雀(すずめ)始(はじ)めて巣(す)くう
スズメが巣作りを始める
スズメは人間の生活圏で生息する留鳥(りゅうちょう)で、このころから枯れ草などで巣を作る。
・新暦では3月20日〜24日ごろ
・この候の植物=土筆(ツクシ)
・この候の植物=土筆(ツクシ)
次候
桜(さくら)始(はじ)めて開(さ)く
サクラの花が咲き始める
サクラは日本の国花。そのため、七十二候の本家である中国の暦にはない。
・新暦では3月25日〜29日ごろ
・この候の植物=桜(サクラ)
・この候の植物=桜(サクラ)
末候
雷(かみなり)乃(すなわち)声(こえ)を発(はっ)す
春雷が起こり始める
春雷は1〜2回鳴る短い雷鳴。その年はじめて鳴る雷を「初雷(はつらい)」と呼ぶ。
・新暦では3月30日〜4月3日ごろ
・この候の植物=蓬(ヨモギ)
・この候の植物=蓬(ヨモギ)
註)新暦該当日は、年によって1日程度前後することがあります。