日本には、旧暦の「二十四節気」をさらに初候・次候・末候の三候に分けた「七十二候」という暦があります。今回は、野遊び作家・フィールドアドバイザーとして活躍する大海淳さんに、旧暦の七十二候にちなんだ野草の楽しみ方を紹介していただきました。今回紹介する季節は「春分」です。大海さん、「サクラは花見以外にも一年中なにがしか楽しみを与えてくれるもの」と言っていて――。
春分(しゅんぶん)
昼と夜の長さが同じになるころで、これ以降少しずつ昼が長くなってくる。
春の彼岸の中日で、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、このころから寒さが遠のき、暖かい日が増えてくる。
新暦では3月20日〜4月3日ごろ。
主な歳時記
・3月22日…法隆寺聖霊会
・3月29日…東京でソメイヨシノ開花
・4月上旬…善光寺御開帳(7年毎)
上記、生物季節観測などの時期は、目安としてご覧ください。また、行事の日にちは変わることもありますので、お出かけになる場合は事前にお調べください。