確定拠出年金が必要かどうか

え? 金額が大きすぎて用意できる気がしない? しかし、実際にこのくらい必要になる可能性も十分にあるわけです。

また、NISAのほうで元本として3000万円維持できていれば、あとは確定拠出年金を追加して足りない分を補えばいいだけ。

そう思うと、結構できそうな気がしませんか?

会社員よりも自営業のほうが2000万円も多く必要なのは、会社員は厚生年金に加入している第2号被保険者で、自営業やフリーターは国民年金に加入している第1号被保険者だから。

『自由に生きるためにお金にも働いてもらうことにしました。 お金持ちでも投資の天才でもない私たちの新NISA、iDeCo戦略』(著:アラサーdeリタイア管理人 ちー/かんき出版)

そのため、とくにこの確定拠出年金は第1号には必須の制度です。

そして、会社員の場合は退職金とNISAで必要な老後資金が十分確保できるので、さらに確定拠出年金をする必要はありません。

しかし、退職金がない方の場合は退職所得控除の非課税枠もまるっと使えますし、万が一に備えてiDeCoを追加でやるのがおすすめです。

逆に、退職金が1000万円以上ある方が確定拠出年金もやると、非課税枠を超えてしまってその分課税される恐れも。そのため、まずは次のチェックフローチャートを参考に、自分には確定拠出年金が必要か確認してみてくださいね。

確定拠出年金が必要かどうかのチェックフローチャート<『自由に生きるためにお金にも働いてもらうことにしました。 お金持ちでも投資の天才でもない私たちの新NISA、iDeCo戦略』より>