不動産にお買い得なし

では、どのエリアが該当するでしょうか。

まず、都心部でマンションを所有するなら間違いなく山の手です。東京は西南部を中心に武蔵野(むさしの)台地の丘陵が続きます。

この台地上は地盤が良く、懸念されている東京直下型地震の影響をかなり小さくできるはずです。実は、江戸時代から大名屋敷があった場所はそのほとんどが台地上です。

ただ、台地上にあって地盤が良いだけでは十分ではありません。

これから人口が大幅に伸びることはないことを前提にすれば、国内外の投資マネーが集中するところにマンションなどのプロパティを持つべきです。

一言で言えば、外国人にもわかりやすい立地、具体的には麻布、青山、広尾、六本木、赤坂などです。

不動産業界には「土地は嘘をつかない」「不動産にお買い得なし」という金言があります。

これらの場所は価格も高いですが、価値もブランド力も高く、値崩れしない。つまり、資産価値を保つことができるのです。