さまざまな背景
「晴海フラッグ」の建設地は、元は東京都の土地です。
通常、自治体やUR(都市再生機構)などが所有する土地に、マンションなどの住宅が分譲される場合、一定期間の転売禁止や、申し込みにあたって1者1住戸のみ、などの規制を設けることが多いのですが、なぜか本件については野放し状態でした。
分譲戸数がきわめて多く、当初は多くのデベロッパーが引き受けに尻込みしたとも言われる「晴海フラッグ」。
裁判沙汰にまでなった東京都からの廉価な土地譲渡と、規制のないフリーな分譲許可など、さまざまな背景があったのです。