(写真はイメージ/写真提供:Photo AC)

このように、旅の目的は推し活でもいいし、美術館巡りでもいい。お芝居の地方公演を観に行くのも楽しいですよね。温泉宿に籠もって何もしない時間を過ごすのも最高。「あの話題のレストランに行きたい!」というのも立派な理由、目的になります。

遠くへ行くのが不安なら、日帰りバスツアーを利用するほか、近隣県へのお出かけでもOK。私は東京都内に住んでいますが、鎌倉が好きでよく出かけます。

ある人は、「好きな映画を観るために、隣県にある巨大スクリーンの映画館に行く」と言っていました。これも立派なソロ旅。あるいは、美容を旅の目的にして、ホテルでエステ三昧というのも贅沢でうらやましい限り。旅の目的なんて、自分の心が喜べば何でもいいのです。

ただし、旅に完璧を求めてはいけません。旅を楽しむ極意は、不便や失敗も含めて面白がること。想定内のことしか受け入れられないなら、家にいるのが一番ですからね。

非日常な場所に身を置くと、がんじがらめになっていた自分の思考や、変えられなかった習慣などをポイッと手放して日常をリセットできるようになります。そして日々の当たり前に感謝できるのも、旅ならではの魅力です。