バルト三国の1つ、ラトビアの首都リガでアール・ヌーヴォー様式の建物群を愛でながら歩いたり、ワインの世界的産地であるフランスのブルゴーニュ地方でぶどう畑やワイナリーをバスで巡ったり、スペインのアンダルシアでアルハンブラ宮殿の目が眩むような繊細なイスラム建築に出合ったり。

その時の感慨や興奮は今も鮮明です。年を重ねたからこそ、歴史の重みに裏打ちされたそれらの価値がより心に響いたのでしょう。

女性ひとり旅のしやすさという点でも欧州は安心です。都市部は公共交通機関での移動がしやすく、美術館、歴史的建造物など見どころが集まっているため、散歩感覚で楽しめる。またカフェ文化が定着しているので、ひとりでも気おくれせず軽食が食べられる飲食店が多いのも魅力です。

私は旅する国と街を決めると、1冊のノート(「ソリストノート」と名付けました)を用意。表紙裏に地図を貼り、中面に飛行機の搭乗番号、ホテルの住所や行き方、列車とバスの時刻表、現地語の挨拶、行きたい場所の情報などを記載します。クレジットカードの番号と緊急連絡先、パスポートのコピー、海外旅行保険で受けられる医療機関の電話番号も忘れずに。

ちなみに、私はいつも現地での大まかな移動手段(鉄道や高速バスなど)と宿だけを日本で予約しておき、日帰り旅や観劇に出かけるなどは現地で臨機応変に決めています。