同窓会で学んだ、単なる相性の問題

3年生のクラスで集まってみると、当時と同じ盛り上がらない雰囲気で、まったく会話が弾まないのです。私はなんともいたたまれない気持ちになりました。

しばらくして、今度は2年生のクラスで集まる時間になりました。

するとどうでしょう、今度は打って変わって話が大いに盛り上がるのです!
2年生のクラスはとても仲が良く、20年経っても自然に言葉が湧き出てきて、冗談を言って盛り上がりました。

私もどんどん言葉が出てくる自分に驚くほどです。数分前とは大違いでした。

ふと見てみると、3年生のクラスで一緒だった同級生が、2年生のクラスでは楽しそうに話をしていました。それを見て私は腑に落ちました。

3年生のクラスが盛り上がらなかったのは、自分が悪いわけではなかったのです。もちろん他の同級生のせいでもありません。ただ単純に、相性の問題だったのです。

それがわかって、私はとても癒された思いがしました。

「自分のせいじゃなかった」。そう納得できてホッとしたのです。

このように、人間関係がうまくいかない原因の多くはただの相性です。普通なら友達にならない人とも、仕事や近所付き合いではうまくやっていく必要があります。