不調と向き合うことで、初めて健康になれる

芸人を続けていく上で、僕が意識していることがあります。

それは「自分が面白くないことをしたときにそれを自覚して、初めて面白くなれる」ということ。

自分自身の認知(考える・感じる・記憶する・判断するなど)を第三者的な立場から冷静に客観視すること。これを「メタ認知」と言いますが、健康でも同じことが言えると思います。

「老いて身体が不調を来し始めた」事実と向き合い、人は初めて健康になれるはず。だから昭和の悪(あ)しき風習から抜けきれないアラフォー世代こそ、勇気を出して健康と向き合って、上・下どちらの世代に対しても良き見本になるべきだと思うのです。

笑いの処方せん
お笑いの「フリ」はとても大事!
でも健康な「フリ」は自分の不調から目を背けてるだけでシュッ!

※1 乳歯歯髄液点滴――正しくは「ヒト乳歯髄幹細胞培養上清点滴」。乳幼児の乳歯から採取した幹細胞を培養し、その培養液から不純物を取り出した幹細胞の上澄み液を使用する治療法。

※2 NMN点滴――ハーバード大学医学部の研究で若返り効果が発見された新時代のエイジングケア。NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)を体内に直接投与することでサーチュイン遺伝子(老化や寿命の制御に重要な役割を果たすと考えられている遺伝子で、別名「長寿遺伝子」と呼ばれる)を活性化させ、若さを保ち、健康的な生活を送れるようにすることを期待して投与する治療法。

※本稿は、『40歳を過ぎるとなぜ健康の話ばかりしてしまうのか?』(ヨシモトブックス)の一部を再編集したものです。


40歳を過ぎるとなぜ健康の話ばかりしてしまうのか?』(著:しゅんしゅんクリニックP/ヨシモトブックス)

不調と向き合わず、健康なふりをしたまま生活するアラフォー男女が急増中!?

医者芸人・しゅんしゅんクリニックPが医療、そしてお笑いの現場で実感したことをふまえ、生活習慣に関するアドバイス、心の病、美容についてのお悩みへの対処法を解説します。