ホームランが出ない甲子園球場
阪神の四番問題は永遠のテーマとなりつつありますが。それはマスコミ、ファンの責任もあるでしょうし、原因は一つではありません。甲子園球場という球場にも原因があると思います。
92年にラッキーゾーンを撤去した後は日本でも屈指のホームランが出にくい球場になりましたから。右翼方向へは逆風になる浜風で特に左打者には厳しい球場です。
それと、私たちの時代は内野のスタンドまでが遠く、他の球場よりファウルフライが多かったのです。
99年に就任した野村克也(かつや)監督も「ファウルフライが多い。これが阪神の打者が育たない理由だ。甲子園で打つ3割バッターは本物だ」と言っていました。
2008年の改修でファウルゾーンは他の球場と同じぐらいの広さになりました。