「YEBISU BREWERY TOKYO」は、現在のヱビスビールのルーツである「恵比寿ビール」の製造・販売を開始した恵比寿で、ヱビスビールの歴史を伝えてきた「ヱビスビール記念館」をリニューアルする形でオープン。

ブランドの物語を感じながら、新しいヱビスならではの挑戦・姿勢に触れて欲しいという想いから、ヱビスの歴史に触れる「ミュージアムエリア(過去)」、ビール醸造を行う「ブルワリーエリア(現在)」、実際にビールを楽しみながらビールとの新しい関係を創造する「タップルームエリア(未来)」の3つのエリアを持つ体験施設となっている。

 

工場跡の模型や貴重な写真など、街と共に歩んできたヱビスの歴史を感じられる(写真提供◎サッポロビール)

 

5月中旬からは有料のガイド付きツアー「YEBISU the JOURNEY」も開始予定。ミュージアムとブルワリーを巡るガイド付きツアーに、「ヱビス ∞」1杯とおつまみが付いて1800円。専用ページより予約を受け付けている。

歴史を伝えるギャラリーには中公文庫『御馳走長帖』(内田百聞)も…

駅名であり、地名にもなっている「恵比寿」。その名前の由来となったのが「ヱビスビール」だ。

1889年に日本麦酒醸造会社(現サッポロビール株式会社)が荏原郡三田村 (現在の恵比寿ガーデンプレイス) に「恵比寿ビール」の醸造場を建設。翌1890年より製造・販売を開始した。1901年にビール出荷専用駅として「恵比寿停留場」が開設、その後街の名も「恵比寿」となっている。

1988年に工場移転に伴い、惜しまれながらも恵比寿の地でのビール醸造100年の歴史に幕を下ろし、「恵比寿ガーデンプレイス」が開業した。そして35年を経て今回、「YEBISU BREWERY TOKYO」としてビール醸造が再開される。

ゴールデンウイーク後半、都内でのお出かけを考えている方は、歴史と麦芽の香りを楽しみに、恵比寿を訪れてみてはどうだろう。

 

タップルームエリアでは、オリジナリティあふれる多彩なヱビスを(常時6種程度)提供する予定(写真提供◎サッポロビール)

 

YEBISU BREWERY TOKYO(ヱビス ブルワリー トウキョウ)

【所在地】東京都渋谷区恵比寿4-20-1 恵比寿ガーデンプレイス内
【営業時間】平日:12時~20時/土日祝:11時~19時
【定休日】火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
【入場料】無料 入場時予約不要。混雑状況によっては入場制限がかかる可能性有。
【席数】タップルームはスタンディング含めて110 席程度
【提供商品】ビール 1杯 1,100円(税込)~(タップ8本)
      フード 1品 400~800円程度 ※フィンガーフードなど軽食
【決済方法】オールキャッシュレス
※現金での支払い不可。各種クレジットカード、電子マネー、コード決済(スマホ決済)を利用