夢は、この図鑑にある生物が実際に発見されること

HG :この本携えて日本中を周りたいですね。八木さんが《空想生物》考え始めたのっていつからなんですか?

八木 :30歳くらいからかな。

HG :まぁまぁ大人になってからですね。(笑)

ダブルスネーク
ダブルスネーク

八木 :子どもの頃、図鑑が大好きだったんだよね。でも、図鑑って楽しいんだけど、昆虫なら昆虫、魚なら魚だし、並びが単調なので飽きてくる。だから特に好きだったのが《危険生物》の図鑑。いろんなジャンルの生物が出てくるでしょ。

HG :この本にも危険生物たくさん出てきますよね。「ダブルスネーク」は、双頭でこちらの頭に噛まれると毒があるんですが、こちらの頭が解毒になってたり、なんか怖いだけじゃ終わらない八木さんの優しさを感じます。

八木 :俺の夢は、この図鑑にある生物が実際に発見されることだね。

バウムイタチ
バウムイタチ

HG :発見されますかね?

八木 :いやこの「バウムイタチ」とか「タライ亀」に似たものなんか、すぐ発見されるかもわからんやん。あと遺伝子技術で生まれるかもしれない。

タライ亀
タライ亀

HG :確かに急に知能持ったり、大きくなったりするだけで違うものになってきますよね。

八木 :そうそう。発見されるより図鑑が先だったらすごいよね。